研究室について
山本研究室では認知行動療法を
中心に授業、研究を進めています。

山本研究室が
大切にしていること

  • 楽しく真面目に勉強する
  • クライエントには真摯に向き合う
  • クライエントには「今日来てよかった」と
    いう気持ちで帰ってもらえるようにする
  • 心理学的なものの見方を身に着ける
  • 正しく研究を遂行できる力を身に着ける

山本竜也
プロフィール

よりよく生きるための
最善の方法を考える

こんにちは、山本竜也です。専門は、うつ病などの気分の問題に対する認知行動療法です。もともと気分の落ち込みなどの心理的障害への興味があったことに加え、心理的障害を持った人がよりよく生きるための最善の方法を考え、大学2年生の時に認知行動療法の勉強を始めました。大学院に入ってからは自ら研究を進めてきました。

友人からは「研究が趣味になって仕事になっている」といわれますが、プライベートでは国内外を問わず旅行を楽しんでいます。これまでに行ったところがない国や地域にいって、自分が住んでいる国や地域とは異なる生き方を学び、翻って自分の生活を見つめなおす良い機会になっています。

また、人とのつながりを仕事でもプライベートでも非常に重視しています。自分とは違う他者との交流を通して、喜び、悲しみ…様々な感情を共有できたらと思っています。

経歴

2013年9月 - 2014年1月
中京大学 心理学部 ティーチングアシスタント(心理データ処理演習)

2013年4月 - 2014年7月
中京大学 心理学部 ティーチングアシスタント(心理データ解析法)

2014年9月 - 2017年3月
日本福祉大学 子ども発達学部 非常勤講師(心理支援実習Ⅰ)

2014年10月 - 2019年8月
西知多こころのクリニック 非常勤心理士

2015年4月 - 2016年7月
日本福祉大学 子ども発達学部 非常勤講師(認知・行動療法)

2016年10月 - 2017年3月
ならい心療内科 非常勤心理士

2017年4月 - 2019年9月
中京大学心理学部 助教

2017年9月 - 現在
金城学院大学 人間科学部 非常勤講師(認知行動療法)


2018年4月 - 2019年7月
愛知県立総合看護専門学校 非常勤講師(精神保健論)

2019年10月 - 現在
名古屋市立大学大学院人間文化研究科臨床心理コース 講師

2019年10月 - 2022年3月
中京大学 心理学部 非常勤講師(臨床心理学学外実習)

2022年4月 - 現在
神戸松蔭女子学院大学 人間科学部 心理学科 講師
過去の経歴をみる

受賞

2011年
中京大学教育後援会 教育奨励賞
山本竜也

2011年
大幸財団 育英奨学生
山本竜也

2012年
中京大学 学長賞
山本竜也

2014年
日本学生支援機構 特に優れた業績による返還免除の認定
山本竜也

2020年1月
精神科治療学賞(最優秀賞)
佐野樹・山本竜也・坂井誠
過去の受賞歴をみる

所属団体

日本心理臨床学会

日本心理学会

日本カウンセリング学会

日本認知療法学会

日本認知・行動療法学会

研究内容

心の病そのもの
うつ病
憂うつな気持ちと喜び・興味の喪失からなる精神障害で、当研究室の主要な研究テーマとなります。
不安症
不安な気持ちとその気持ちを生じさせる場面を避けようと過剰な努力をする精神障害で、うつ病との併存率が高いため、当研究室でも取り扱います。

そのほかにも学生・大学院生の興味のある研究領域・分野に応じて指導を行います。
心の病の治療法
心理的アセスメント
心理的支援(認知行動療法)につなげるために、どのような状態の方なのかを知る必要があります。心理的アセスメントには多様な方法がありますが、主に質問紙法について取り扱っています。
心理的支援
(認知行動療法)
当研究室では、心理的支援の主要な方法にエビデンスに基づき認知行動療法を採用しています。

授業

活きた知識を
伝える授業
学術的な知識はもちろん、臨床の現場で実際のクライエント様と面接をした経験も踏まえて授業を行なっています。
学部の授業
(一部紹介)
感情・人格
心理学
精神疾患と
その治療
心理演習A・B
基礎演習A・B
カウンセリング
基礎演習
大学院の授業
(一部紹介)
臨床心理
基礎実習
心理教育特論(心の健康教育に関する理論と実践)
心理実践実習Ⅰ

臨床

臨床心理学では、相談にいらっしゃる方に寄り添いながら、一緒に「自分にとってよりよい生き方とはどのようなものなのだろうか?」ということを考えていきます。

気分が落ち込んだり、不安な気持ちになったりすることは誰にでも起こりえます。

自分らしく生きられない、なんとなく生きにくい、そもそも自分らしさが分からないと感じたときに、その生きにくさ、苦悩、苦痛を一人の人として理解し、支援することが臨床です。

臨床の対応
内容について

認知行動療法では、心の問題を「ものの見方、考え方(認知)」と「行動」からアプローチします。

ものの見方・考え方(認知)によって生きにくさが生じているのであれば、まずはそのような認知に気づき、そしてそれをバランスの良い認知に変容します。

また、行動によって生きにくさが生じている場合、適切な行動が少ない時にはそれを増やし、不適切な行動が多い時にはそれを減らすアプローチをとります。認知行動療法では、これらの目的を達成するための様々な技法が用意されています。もちろん、クライエントの抱える問題によって心理療法の進め方は個別化されます